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日本政府とUFO - 僕らの歳時記

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日本政府とUFO

「UFOについての政府の公式見解…。」

2007年12月18日、民主党の山根隆治議員の質問主意書に対し、政府は「地球外から飛来してきたと思われるUFOの存在を確認していない」とする答弁書を閣議決定しました。山根隆治議員は、「政府としてのUFOについての認識、UFOに関する情報収集や研究、日本に飛来した場合の対応、航空自衛隊のスクランブルの有無、他国との情報交換について」質問していたものです。

政府は、「情報収集、外国との情報交換、研究などを行っておらず、わが国に飛来した場合の対応についても特段の検討を行っていない。」「航空自衛隊は、UFOを確認したことは事例として承知していない。」という答えだったようです。でも本当に、政府も自衛隊も承知していないのでしょうか?

実は、以外なところに記録が残されていました。

これは、アメリカ空軍の発行している「ヒストリカル・レポート(HISTORICAL REPORT)」という、アメリカ空軍の各飛行中隊の、軍事行動、実際に遭遇した重要な事件の詳細について記載された報告書で、そこに公式記録として記載されています。その1952年版のレポート [1]には、次のように書かれています。

  • ■『1952年(昭和27年)5月 第850飛行中隊記録より』(1974年9月25日機密解除)

未確認航跡と警戒について

今月は3回の空襲警報である<アクチュアル・イエロー>と、1回の警戒警報である<テスト・レッド>が、南部防空地区であった。

このうち2回の<イエロー>警報は、海外航空路で発生し、航跡が消滅するまで継続した。

これらは共に要撃区域外で認められ、前者は5月3日、後者は5月26日の事件である。

5月3日のものについては、1457時に北方で捕捉され見島(山口県萩市)付近で消滅したが、ほぼ同時刻に別の航跡が、見島付近から海外に向けて発生。

GCI(地上要撃管制)は同時刻に通常任務中であったが、第68部隊のF−94要撃中隊1機が緊急発進し要撃を試みた。

しかし、レーダーでの航跡から南方地区警戒体制は、1527時<ホワイト>に変更。(中略)

  • ■再度“空飛ぶ円盤”の出現

過去4カ月にわたって報告され続けたUO(未確認物体)が、5月26日にも3回目の報告がなされた。

アシヤ(芦屋)航空基地のパイロットが0100時、ADCC(防空管制司令センター)に、強烈な閃光を放つ白色物体を目視したと通報。

この物体は、高速に回転するような音をともないながら、消滅時には急激な垂直上昇をした。

この物体のサイズ、スピード、行動などの詳細は、この報告だけからは判別不能。

しかしながら、航空自衛隊規定200−4Aにしたがって、第527AC&W部隊A2隊から提出されたこの事件報告書から、物体の詳細を見出せる。

肉眼による、このタイプの物体の目撃報告は、この年初めての事件であった。

別の2つの物体、毎時2000マイル(時速約3200キロメートル)の超高速飛行物体の報告がされたが、肉眼による目視ではなく、レーダーによる報告だった。(以下略)

また、ヒストリカル・レポートの1960年版も興味深いレポートがあります。(このレポートは全文が公開されておらず、途中一部欠落しています。)

  • ■第57航空迎撃部隊記録

(欠落)

ソ連の宇宙船に関するいかなる情報や、この宇宙船(Space Vehicles)との交戦記録はないし、当部隊に対する前記リストに関連した、特殊任務の情報は受けたことがない。

1機の“未確認飛行物体(UFO)”の報告を1960年2月22日に受理した。

目撃者のイタヅケ(板付)航空基地所属C−47型機搭乗者からの報告で、同基地から北西に10マイル(約16キロメートル)の位置に確認。

当該物体は、次のように記述描写された。

「強烈な光で、伸び縮みをするものすごい閃光が、C−47型機の前方を横切った」

パイロットは、これまで見た、いかなるロケット弾道などの航跡ではないと報告している。

これと同様の現象が、多数報告された。同機以外の、ほかの3機から報告を受けている。

また、釣り船と、日本のナリシメ(?)航空自衛隊からも報告を受けている。

ジョンソン、ヨコタ、イタヅケ、アシヤ航空基地の空軍整備施設の報告は、第5軍へと報告された。

(以下略)          (イタヅケ航空基地=現 福岡空港)

ここで言っているUFOとは、未確認(正体がわからない)の飛行物体の総てを指しているのではありません。UFOの定義は、アメリカ空軍が定めたもので、UFOの報告について定めた空軍規定(Air Force Regulation)『AFR200−2』(1954年8月12日)には、UFOの定義がはっきり書かれています。 [2]

UFOとは、見まちがえやすい気球、天体、鳥、自然現象などではなく、性能、航空力学的特性、異常な行動から判断して、現在知られている航空機やミサイルと異なる異常な飛行性能を持つ飛行物体のことを示しているのです。

日本は、敗戦国とはいえ、戦後の日本は日米安全保障条約を交わしているように、基本的にアメリカ側の同盟国として取り扱われていました。さらに1977年からは、UK-USA協定(旧連合国から構成される軍事機密情報網)にも正式に参画できる立場となっています。こうした背景のもと、アメリカ側から日本に向けて徐々にUFO問題の状況説明が行われていたと思われるメモが出てきています。これは、(1979年)昭和54年5月1日にOSI(アメリカ空軍特別情報部側)から防衛庁幹部への説明のメモで、このOSIのミスター・ヤマダとは、OSI第46地区在日米軍派遣隊長のアーネスト・ミヨジ・ヤマダ(日系2世)のことで、防衛庁幹部に説明した記録です。 [3]

ここには、アメリカ空軍によるUFO情報・資料の収集が再開されたのは、メキシコとの国境付近で、原型に近いUFOの墜落物が発見されたためであると書かれているのです。さらに、航空自衛隊では、UFOを専門に取り扱うセクションはないのか?という問いに、防衛庁幹部は無いと答え、それに対しOSIは、恐らく近いうちに大きな問題となると思われるので、今のうちから関心を払っておく方が良いと進言していることが書かれているのです。

また、1981年5月には、日本において国会議員の持つ特権で、政治活動の一つとして各省庁、政治委員会等を通じて、国の保有する史料を請求できる「国政調査権」を使って、国の保有するUFO情報を引き出したグループがいました。そのグループは、当時、国政調査権を利用して議員活動を行っていた菅直人氏の事務所へ要請し、全部で118ページの公文書が引き出されています。その文書とは、

  1. 国連でのUFO関連文書(外務省54ページ)
  2. アメリカ下院軍事委員会でのUFO公聴会議事録(外務省44ページ)
  3. ニュージーランドUFO事件記事(外務省15ページ)
  4. グレナダ国が行った国連でのUFO演説に関する新聞記事(外務省2ページ)
  5. 南極観測船「ふじ」UFO目撃事件の返答(文部省2ページ)
  6. ニュージーランド日本大使館から外務省あてテレックス報告書(外務省1ページ)

です。

この外務省の資料に出てきますが、UFOに関して国連の中では既に討議されています。国連第33回総会の事業ということで、その7番目特別政治委員会の126号議案が、「UFO問題」なのです。

1977年国連第32回総会において、カリブ海に浮かぶ島国グレナダの要請に基づき「未確認飛行物体(UFO)及び、関連現象に関する研究の成果を取り扱い調整し、それを配布するための国連の機関、又は部局の創設」が議題として採択 [4]、1978年の第33回総会において、議長採択されています。国連で、いるかいないかわからないものについて国連で討議されるのでしょうか? しかしこの後、1979年、グレナダ国に軍事クーデターが勃発し、突然の政権交代が行われ、このためなのか、採択された案件は棚上げされ今日に至っています。

このように見てみると、省庁内にもUFOに関連する資料が存在しており、また、自衛隊においても、UFOの存在を確認しているはずです。「地球外から飛来してきたと思われるUFOの存在を確認していない」「情報収集、外国との情報交換、研究などを行っておらず、わが国に飛来した場合の対応についても特段の検討を行っていない。」「航空自衛隊は、UFOを確認したことは事例として承知していない。」という政府発表が間違いであることがわかります。

それとも、「地球外から飛来してきたと思われるUFOの存在を確認していない」という言葉どおり、UFOは存在するのかも知れないが、れっきとした証拠を政府は持っていないというだけなんでしょうか?

真実は、私たちの知り得ない彼方にあるのでしょうか?

参考文献

  • 「日本政府はUFOを知っていた」太田東孝 KKベストセラーズ
  • 「UFO軍事交戦録」コールマン・S・フォンケビッキー 高野誠鮮・太田東孝編訳 徳間書店
  • 「UFO -X-ファイル」竹本良、開星文明 三一書房
  • 「国際UFO公文書類集大成供廛魁璽襯泪鵝S・フォンケビッキー 森脇十九男監修 開星出版

追記

それにしても、町村官房長官、石破防衛大臣は、肯定派なんですね。石破大臣は12月20日の記者会見で、個人的ではあるものの、UFOが日本上空に降りてきた場合は、自衛隊は防衛出動になるのか、災害派遣になるのかその出動の法的根拠など色んな可能性は考えておくべきものだと答えているのは、さすが(?)です。ちなみに、石破大臣曰く、ゴジラやモスラがやってきた場合は、災害派遣だそうです。


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  • [1]参考1「ヒストリカル・レポート1952年版の一部」
  • [2]参考2「空軍規定AFR200−2」
  • [3]参考3「OSIから防衛庁幹部への説明のメモ」
  • [4]参考4「第32回国連総会議事録(1977年11月28日)」

最終更新時間:2008年01月04日 14時32分01秒

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