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遠距離恋愛- 僕らの歳時記

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天の川に隔てられた遠距離恋愛

七夕は、7月7日の夜、天の川に隔てられた彦星と織姫が、年に一度だけ会うという伝説にちなむ年中行事で五節句のひとつです。

この彦星と織姫は、天の川に隔てられ、いったいどれくらいの距離があるのでしょうか。実際、観測結果より計算してみると、14.428光年あるそうです。なんと、とんでもない距離を隔てた遠距離恋愛ですね。

光速で彦星が織姫の所に駆けつけたとしても14年半もかかるのですが、それを1日で往復するとは。1年待ち焦がれた気持ちが増幅されると、これ程のスピードになって駆け抜けることができるのか…。

遠距離恋愛カップル調査?

「遠距離恋愛カップルのコミュニケーション行動に関する考察」という東京大学大学院生による調査があります。

この調査によると、遠距離恋愛カップルの通信手段は、携帯電話が約50%、Eメール約20%で、約70%のカップルがほぼ毎日交際相手と通信しています。また、会う頻度は、「月に1回程度」から「3月に1回程度」で全体の半数を占めているようです。

この調査において、2組のカップルへの5日間の通信利用の分析を行ったところ、彼氏は全通信回数における彼女の割合が高いものの、彼女は、全通信回数における彼氏の割合が低いことがわかりました。

彼氏は、いちずに彼女ばかり連絡を取っているけど、彼女は、交際範囲が広く彼氏以外にも友人や先輩、知り合いとも頻繁に通信しているのです。

また、相手の活動予想(今、なにしてるのかな?)の分析では、通信を頻繁にしているにも関わらず、相手の行動を把握しておらず、知らないことだらけということがわかりました。

情報通信技術の発展と普及により、遠距離であってもコミュニケーションを手段が豊富にあることから、遠距離恋愛がうまくいくようになったと仮定することができますが、それでも、相手の行動を把握することができないし、何しているかわからんという状態なので、やっぱりちょっと不安ですよね。突然、「さよなら」を言われちゃうこともあるかも知れません。

長距離恋愛には、連絡を頻繁にすることで、精神的距離を縮め、「好意」を確認しあうこと、そして、「信じあうこと」が大切なのでしょう。

惑星探査機の通信

遠く離れていても、正確に相手に好意を伝えることが大事ですが、この技術は、惑星探査機との通信が参考になります。惑星探査機は、火星、木星、土星など遠く離れていても、鮮明な画像を送ってきてくれます。この超遠距離通信の技術手法に、「データ圧縮」と「誤り訂正符号」というものがあります。

「データ圧縮」は、送るデータを減らし信号エネルギーを増やすこと、「誤り訂正符号」は、通信の途中で雑音(ノイズ)の影響でデータが正確に伝わらないことを防ぐため、誤りを訂正するための工夫(送信データに符号をつけて、受信データに含まれる誤りを訂正する)をすることです。

この惑星探査機の通信技術を遠距離恋愛に置き換えると、次のように言えます。

「どんなに遠く離れていても、どんなに雑音(ノイズ)があっても、正確な情報を送ることができる…」

遠く離れているから伝えたいことは、たくさんある。でも、遠距離において伝えたい大事な本質的なことは、「お互いの好意」を確認すること。そのために、余分なことをそぎ落とし(データ圧縮)、本当に伝えたい気持ちを、言葉に正確に置き換えること(符号化)が大切です。本当に伝えたい自分の気持ちを正確に言葉にして相手に伝える…。自分の気持ちを正確に言葉にできるかということが、大事なんですね。

彦星と織姫は、14.428光年も離れているので、普段、気持ちの確認はできません。1年に一度だけ会って「好意」の確認をするのです。

でも…、やっぱり最後には、雑音には耳を傾けず、ひたすら相手を「信じあう」心が大切なんでしょうね。

参考文献等

  • 「遠距離恋愛カップルのコミュニケーション行動に関する考察」丹羽由佳里、大森宣暁 2002
  • シャロン理論関連HPなど

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最終更新時間:2007年07月13日 19時14分41秒

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