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リスタート - 僕らの歳時記

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リスタート(Restart)

4月になりましたね

出会いと別れ、新しい年度が始まりました!新しい始まりをと思っても、つい昔のよかった時を思い出して引きずってしまい、リスタートできないことってあります。河本英夫さんの著書「哲学、脳を揺さぶる」に面白いたとえがあったので、紹介します。

浦島太郎といえば、亀を助けて龍宮城に連れられて、たのしい日々を過ごしたというもの。帰り際に「開けてはいけないお土産」を渡されます。普通開けてはいけないと言われて箱を渡されれば、いずれ開けてしまうのが人情です。とすれば、乙姫はやがて開けてしまうのを見込んで渡したということになります。実際、浦島太郎は、開けてはいけないというお土産を開けてしまいます。

この開けてはいけない箱というのが、玉手箱。煙をあびると一気に年老いてしまう老化装置です。

よく考えてみると、人間は楽しい日々、生涯における黄金の時代というものは多くの人にあります。ところが、この黄金時代を後の人生の中で機会あるごとに振り返り、「あの時は楽しかった」という追憶の言葉を繰り返しがちになる人がいます。

あまりにも楽しい時期があれば、多くの場合、その追憶の中で後の人生を送ってしまう。 こんなとき、過去に生きてしまうほどの思い出を持つ人は、リスタートやリセットのため、なんらかの区切りを必要としています。

誰でも過去をすべて捨て去ることはできませんよね。でも、リスタートするためには、その過去をしまい込むことが必要なんです。

浦島太郎も比類なき楽しい日々を竜宮城で過ごしてきました。その楽しい日々を忘れて、新しい人生を過ごすためにも、大きな区切りをつける必要があったのです。それが、一気に年老いてしまうという大変化なんです。

玉手箱、それは過去をしまい込み、区切りをつけるための、乙姫からの善意の道具だったと考えられるのです。

4月

新たな気持ちでリスタートする季節です。

あなた自身は、玉手箱を必要としていますか?玉手箱を持っていますか?

参考文献等

  • 写真:「ふくいウェブ」2007年4月1日撮影
  • 「哲学、脳を揺さぶる」河本英夫 日経BP社

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最終更新時間:2007年04月02日 17時32分18秒

by ふくいウェブ - 株式会社ふくいコミュニケーションズ - ふくいウェブコミュニケーションズ

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